2020年11月11日
夏目漱石の英語の悩み
夏目漱石の英語の悩み
夏目漱石は、東大で当時最も英語ができるといわれた人でした。
大学を卒業後、松山と熊本で英語の教師をし、34歳の時、文部省から、突然、
2年間の英国留学を命じられました。
イギリスへの船中、熊本でしりあったノット夫人が、私の船室で、英語の発音を学びなさいと
親切心から言われた位、漱石の英語の発音は、英語特有の音を理解できていなかった。
当然ロンドンに着いて、ロンドンの下町なまりの早口な英語は、チンプンカンプンであった。
下宿先の家族も、すべて英語で話すのであったが、なかなか上達しなった。
英語で詩を書くこともでき、シェイクスピアのハムレットなど原書で読めた漱石は、
簡単な英語がわからない現実に打ちのめされました。そして、
漱石は次第にノイローゼになっていきます。
東大きっての秀才で、頭脳明晰で、英語の勉強にも熱心の漱石が、どうして、
英語でこんなに悩んだのか?
その答えは2つです。1つ目は、英語特有の発音をきちんと理解していなかった。
LとR、SとTHの違いなど、英語特有の音を把握していなかったので、簡単な文章でも、
早口で喋られるとチンプンカンプンになってしまったのです。
2つ目は、漱石は、英語ができるだけではなく、漢文も正岡子規と漢文で文通するほどでき、
大学在学中、日記を漢文で書いていたほど漢文
ができました。御存知のように、漢文とは、中国語は全くできなくても、返り点などで、
日本語の語順に合わせて、翻訳する技法です。漱石は、英語もこの漢文の方法で理解したと
推定されます。
漱石の頭の中では、どんなことが起こったのか?日本語の語順に変換して英語理解するため、
翻訳後の日本語訳は頭の中に残るが、英語の語順で英文が記憶されない。
英語の文書も、英語特有の音と一緒には記憶されず、日本語調発音された音が
頭の中に残るのみです。
英語の語順、主語→動詞→目的語の順、例えば、Brother hit me.
(A→B)お兄ちゃんになぐられた。
兄A(Brother)が手をあげてなぐった(hit →)のは僕(me B)である。
というようなFormulaの意識が欠如していたのでなかなか英会話が上達し
なかったと思われます。
漱石が、英語特有の音の把握とFormulaの重要性を理解していれば、ロンドン留学の中に、
ノイローゼになり、途中で日本に帰国することは、なかったと想像されます。
ひょとしたら、名作「吾輩は猫である」はそのノイローゼの産物かもしれません。
繰り返します、英語特有の音の把握とFormulaは、最強の英語脳の基礎です。
Abe
夏目漱石は、東大で当時最も英語ができるといわれた人でした。
大学を卒業後、松山と熊本で英語の教師をし、34歳の時、文部省から、突然、
2年間の英国留学を命じられました。
イギリスへの船中、熊本でしりあったノット夫人が、私の船室で、英語の発音を学びなさいと
親切心から言われた位、漱石の英語の発音は、英語特有の音を理解できていなかった。
当然ロンドンに着いて、ロンドンの下町なまりの早口な英語は、チンプンカンプンであった。
下宿先の家族も、すべて英語で話すのであったが、なかなか上達しなった。
英語で詩を書くこともでき、シェイクスピアのハムレットなど原書で読めた漱石は、
簡単な英語がわからない現実に打ちのめされました。そして、
漱石は次第にノイローゼになっていきます。
東大きっての秀才で、頭脳明晰で、英語の勉強にも熱心の漱石が、どうして、
英語でこんなに悩んだのか?
その答えは2つです。1つ目は、英語特有の発音をきちんと理解していなかった。
LとR、SとTHの違いなど、英語特有の音を把握していなかったので、簡単な文章でも、
早口で喋られるとチンプンカンプンになってしまったのです。
2つ目は、漱石は、英語ができるだけではなく、漢文も正岡子規と漢文で文通するほどでき、
大学在学中、日記を漢文で書いていたほど漢文
ができました。御存知のように、漢文とは、中国語は全くできなくても、返り点などで、
日本語の語順に合わせて、翻訳する技法です。漱石は、英語もこの漢文の方法で理解したと
推定されます。
漱石の頭の中では、どんなことが起こったのか?日本語の語順に変換して英語理解するため、
翻訳後の日本語訳は頭の中に残るが、英語の語順で英文が記憶されない。
英語の文書も、英語特有の音と一緒には記憶されず、日本語調発音された音が
頭の中に残るのみです。
英語の語順、主語→動詞→目的語の順、例えば、Brother hit me.
(A→B)お兄ちゃんになぐられた。
兄A(Brother)が手をあげてなぐった(hit →)のは僕(me B)である。
というようなFormulaの意識が欠如していたのでなかなか英会話が上達し
なかったと思われます。
漱石が、英語特有の音の把握とFormulaの重要性を理解していれば、ロンドン留学の中に、
ノイローゼになり、途中で日本に帰国することは、なかったと想像されます。
ひょとしたら、名作「吾輩は猫である」はそのノイローゼの産物かもしれません。
繰り返します、英語特有の音の把握とFormulaは、最強の英語脳の基礎です。
Abe
Posted by Abe Ito at 01:54│Comments(0)
│日本の英語教育
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